長襦袢(ながじゅばん)
「きもののすぐ下に着て、きものの汚れを防ぐもの。袖口や振り、裾からちらっと見えるので、色の組み合わせにも気をつけましょう。」
洋服でいうと、スリップのようなものです。
KIMONO-PROでは留袖や訪問着の長襦袢は白、振袖はピンク系のフォーマルな長襦袢をご用意しています。
半衿はつけた状態でご用意いたします。長襦袢丈は着付けで調整いただきますようお願いいたします。
長襦袢に縫い付けた半衿
黒留袖や色留袖、訪問着の時は真っ白な半衿が基本です。
振袖や袴でご利用の場合は、刺繍のものでご準備することもできます。
KIMONO-PROでは半衿はつけた状態でご用意いたします。長襦袢丈は着付けで調整いただきますようお願いいたします。
※夏の長襦袢について
単衣(ひとえ)や絽(ろ)という夏物のお着物をレンタルされた場合は、長襦袢も夏物(絽)でご用意いたします。
6月~9月の暑い時期に袷(冬用)の着物をお召しになる場合、見えない部分だけ夏物にすることが可能です。
身頃は絽の生地、半衿は冬用(塩瀬)のものを付けたタイプでご用意できます。ご希望の場合はお問合せください。
肌襦袢(はだじゅばん)
「肌に直接着る下着。素材は、肌ざわりがよく、吸湿性のいい木綿がおすすめです。」
肌着とも呼びます。二部式とワンピースタイプとあり、どちらをお召しいただいても大丈夫です。
KIMONO-PROではワンピースタイプをご用意しております。
※二部式の肌襦袢の場合、「肌襦袢」(上に着るもの)・「裾除け(すそよけ)」(腰に巻き付けるもの)と表記されることが多いです。
足袋(たび)
「足にぴったり合うサイズを選びます。女性は白い足袋が基本です。小紋柄や色つきのものは普段着のきもののときに楽しみましょう。」
結婚式などフォーマルな場では白地の足袋を履きましょう。
サイズは靴のように0.5cmきざみでございます。
KIMONO-PROでは新品をご用意しており、ご着用後はそのままお持ち帰りいただいて構いません。
綿足袋とストレッチ足袋(ナイロン製)とご準備がございます。
甲高・幅広・足の指が長い等ございましたらストレッチ足袋の方がオススメです。
帯板(おびいた)
「帯の体に巻く部分に入れて、帯にしわがよらないようにするためのもの。」
48cm×18cmくらいの横長の薄い板です。
KIMONO-PROの帯板は薄いピンク色をしています。
帯締め(おびじめ)
「帯の形をととのえ、ゆるまないように締めるひも。多くの場合組みひもを用い、丸組(まるぐけ)と平組(ひらぐけ)があります。
きもの姿全体をひきしめる役目もあり、色合わせも重要です。」
KIMONO-RPOでは留袖や訪問着は平組のもの、振袖は丸組と平組と両方ご用意しております。
振袖の場合は飾り結びができるような、豪華なものもございます。
帯揚げ(おびあげ)
「帯枕をつつみ、帯の形を整えるもの。胸元の装飾にもなるので、きものや帯とのコーディネートが大切です。」
留袖や訪問着では綸子(りんず)という光沢があるもの、振袖では総絞りのものをご用意しております。
帯枕
「お太鼓や飾り結びの形をととのえるもの。」
スポンジ状の横長のかたまりをガーゼ等でくるんであります。
まくらの形は留袖や訪問着用と振袖用で異なります。
振袖用は『はまぐり』と呼ばれる形のものをご用意いたします。
伊達締め(だてじめ)
「長じゅばんやきものの胸元に締めるもの。」
ポリエステル、正絹、ゴム製などがありますが、
KIMONO-PROではポリエステル製のものを主にご用意しています。
腰紐(こしひも)
「長じゅばんの上に締めたり、おはしょりをつくるために結んだり、帯を結ぶ際に仮ひもとして使ったりします。」
KIMONO-PROでは留袖や訪問着には4本、振袖には5本ご用意しております。
本数は変更できますので、お気軽にお申し付けください。
衿芯(えりしん)
85cm×4.5cmくらいの細長い板です。
長襦袢の半衿の中に通して使います。
KIMONO-RPOでは白色の布張りのものをご用意しています。
末広(すえひろ)
ご挨拶用の扇子のこと。
通常は黒塗りで金・銀のものをご用意していますが、
叙勲で利用される場合は白塗りのものもご用意できます。
暑いときにあおぐものではないのでご注意を。
コーリンベルト
ゴム製のベルトの両端にプラスチック製のクリップがついた便利道具です。
コーリンベルトなしでも着付けは可能です。
KIMONO-RPOでは1本必ずご用意しております。
三重仮紐(さんじゅうかりひも)
変わり結びをする際に使用する便利道具です。
主に振袖を着用するときに使用します。
紐の真ん中が3重のゴムになっています。
伊達衿(だてえり)、重ね衿(かさねえり)
「きものにつけて、重ね着をしているように見せるえり。
えり元に重厚感・華やかさを出し、礼装に用いられます。」
夏物の着物(絽や単衣)に重ね衿はつけませんのでご注意ください。
参考資料:「あなたにもきものがたり」